ヘアモコモコ生活

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お金がない3

大阪は阪神の優勝に沸いている。昨日通りがかった阪神百貨店では優勝記念の大規模セール中で食品街にマダムが溢れていたし、巷で話題の関西のスポーツ紙5社セットなるものがローソンで爆売れしてるところも見た。お祭りのようで楽しい。

 

昨日は友人の妹が関西にやってきたので久々に午後休を取った。台湾茶を飲みながら宝塚の話をして阪急百貨店を散歩するというとても優雅な時間を過ごした。この道中、阪急うめだ本店の前の紀伊国屋書店で宝塚関連書籍を2冊購入した。この時紀伊国屋書店阪神優勝に沸いており、Sポイントが普段の8倍付いた。

 

その後中華料理店やコンビニなどを経由して、気付けばそこそこいい時間に私はカラオケに流れ着いていた。一般的に酔っ払った人間は夜の道を歩くとかなり楽しくなってしまうので、つい家とは逆の方向に歩いてしまいがちだ。そして目に入ったコンビニでうっかりお酒を買ってしまいがちなのだが、お酒を持って入れるお店はカラオケくらいしかない。

 

行き着いたカラオケも阪神優勝に沸いており、生ビールが0円だった。ただ味はとても2杯目に行きたいと思える感じではなかった(発泡酒だった可能性あり)ので、以降は違うものを頼んだ。この辺りから脳の認知能力が落ちたので、時間を正確に捉えることができなくなり終電を逃した。また空間把握能力も落ちたのでカラオケの壁に激突して口から流血した。タクシーで帰った。

 

またしても効率良く散財する1日を過ごしてしまって昨日の自分を心から憎むが、阪神優勝のお祭り気分を随所に感じられたし、その恩恵を享受できた1日、という見方もできる。というかそういう見方をしないと自分を保てない。カラオケの室料とタクシー代で1万円以上払ったのに、覚えてるのは壁に激突したことだけというのは虚しすぎる。阪神優勝でお祭り気分になっちゃったんだよね、と自分に語りかけることで、お祭り気分に浮かされる自分を何となくかわいいように思い込みたい。うっかり終電を逃してしまう自分はかわいい。昨晩は壁に激突したりして、特にかわいかった。人よりお金がない分、せめてメンタルを健康に保つところくらいには意地を見せたい。身の丈にあったプライドがかわいい。