ヘアモコモコ生活

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お金がない

お金がない。財布にも口座にも全然ない。給料日なのに、元々口座に4,200円しか入ってなかったので、給料+4,200円しか残高がない。他に特に貯金口座などはない(微々たるつみたてNISAはある)。今月のクレジットカードの引き落とし額は振り込まれた給与とほぼ同額だ。クレジットカードは3枚持っているが、それぞれ違う日に引き落としがあるので、ひと月かけて段階的に残高が減っていく。来月の給料日前までにはまた1万円を切るだろう。

 

今までの人生で、お金にゆとりがあった時期は1度もない。親から借金したり妹から借金したり(借金して遊び回って険悪になったりした)色んな手で凌いできたものの、常に収支はやや赤字の状態が続いている。

結婚した時、新居の初期費用や家具・家電などの費用は全て夫が持ってくれた。私が出したのはカーテンとカーペットとベッドカバーの費用だけだ。結婚指輪と結婚式の費用も夫が持った。私は出せるお金がなく、夫は心が広かった。実家を出て親や妹に借金することを卒業したが、結局今も生活費のほとんどを夫に払ってもらっており、成長はない。

 

そんななので、常に老後が不安だ。老後2,000万円問題は常に頭にあり、将来を不安に思わない日はない。なら貯金しろという話だが、正直今の生活でこれといって無駄遣いをしている感覚がないので、どう切り詰めたら良いのか全然わからない。自分でも相当ヤバいと思う。

 

自分と同じくらいお金に悩んでいる人の話を聞いて気を紛らわせたい願望が常にあるため、先日たまたま書店で群ようこの『老いとお金』を目にして、どうも老後のお金問題への不安が綴られているっぽい!と胸を躍らせて購入した。しかし読み進めてみると、群ようこは若い時印税で儲かりまくって高額納税者に名を連ねたことがあることが判明し(ただしそのせいで家族にたかられるようになってしまい苦労した)、全然レベルの違う話だった。群ようこなんて小学生以来読んでなかったので気づかなかったが、よく考えればかもめ食堂の原作者であるし、筆が速くて著作の数が尋常じゃないタイプの作家なので、高額納税者であるのも当然であった。

 

結局、たまたま目にした本を即購入する、即断即決の生き方がダメなのだと思う。今日もたまたま時間が空いたので、即断即決で梅田に映画を観に行った。エドワード・ヤンの恋愛時代が4K上映中!と知って、迷うことなくチケットを予約。映画の鑑賞料金など知れてるが、このレベルの決断を日に1〜2回はしており、塵が山となるスピードはとても速い。よりレベルの高い決断をする日もある。

 

お金がないのはとても辛い。いつの日か残高が5万円を切ってしまっている人だけを集めた飲み会を開いて、ストレスをぶちまけたい。きっとみんな即断即決タイプなので、誘ったらすぐ来てくれると思う。たぶん楽しいだろう。